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蔵人が作る、暮らしに馴染む器
門喜窯
メッセージ
刈穂の蔵人になったきっかけは、友人の誘いもありましたが、自分の作品を目指す上で同じ日本の伝統文化である酒造りから何か学べることがないかという探求心からでした。
陶芸に関しましては、地元の原料にこだわり、取れた原料は臼で突いて粉にし、足でロクロをまわしと、昔ながらの製法で作陶しております。
小さな灯油窯で焼成しているため、色むらも歪みもありますが、これこそが持ち味と思っております。
酒造りも器作りも毎日が勉強で、ようやく分かったかと思ったら分かったつもり…この繰り返しです。どちらも本当に奥深く、これを続けていく限り一生勉強なのだと思います。「酒造りは人づくり」私の大切にしている言葉です。二つの「つくる」を通して、人としても生涯学び続けなければいけないと教えられている気がします。
この土地で生きることを楽しみ、その豊かさに感謝の気持ちを忘れず頑張っていこうと思います。
このお酒と器が、どなたかの日々の喜びとなりますように、これからもつくり続けていきたいと思います。
門喜窯 加賀屋 幹樹